施設入所などで介護ベッドが不要になった時、介護ベッドを処分しなければなりません。今回は、介護ベッドを処分するには、どのような方法があるかをまとめました。
”介護ベッドを処分したい方”だけでなく、”これから介護ベッドを購入しようとしている方”にも参考にして頂けると幸いです。
介護ベッドのリユースが可能な場合の処分方法
処分したい介護ベッドがリユース（再利用）可能かどうかで、処分方法が異なります。介護ベッドの年式が新しいなど、状態が良い場合は、捨ててしまうのももったいないですよね。介護ベッドがリユース（再利用）可能な場合の処分方法は、”必要な方に譲渡する”か、”業社などに売却する”かのどちらかになります。では、どのような引取先があるのかをチェックしていきましょう。
介護ベッドを必要とする方に譲渡を希望する場合
地元自治体や社会福祉協議会等へ相談
各区市町村の社会福祉協議会等では、福祉機器（福祉用具）のリサイクル事業を行っています。介護ベッドや車いす等の福祉機器を必要とする困っている方に、譲渡の橋渡しをします。
基本的には、譲渡先が運搬費用などを負担することになっています。また、譲渡先が決まるまでは、福祉機器は自宅保管となります。社会福祉協議会が仲介となるので、トラブルも少ないと思います。
無料掲示板アプリの使用
ジモティーなどの無料掲示板を活用し、介護ベッドを必要とする方に譲渡する方法です。スマートフォンがあれば、専用アプリから簡単に登録することができ、受取希望者と直接メールでやり取りするのみなので、手間を省きたい方には、おすすめです。気持ち良い取引をするために、メールなどで、数回やり取りして、マナーの良いユーザーを選ぶと良いでしょう。
介護ベッドの売却を希望される場合
リサイクルショップに買取依頼をする
リサイクルショップでは、家具家電の買取を行っていますが、介護ベッドは大型なので、お店によっては、状態に関わらず買取を断られる場合もあります。福祉用具をはじめ、中古介護ベッドの買取・販売を行っているお店であれば、介護ベッドの状態に応じて、買取を行ってもらえますので、リサイクルショップに依頼する場合は、中古ベッドを扱うお店等に優先的に問い合わせするのが、おすすめです。
中古介護ベッドの販売店については、以下ページを参考にしてみて下さい。
中古介護ベッドを購入する前に知っておきたいこと、購入時の注意点
一部メーカーでは、介護ベッドの移動を行うサービスも
ベッドメーカーによっては、同社製品に限りベッドの移動・分解等サービスを行っています。一人暮らしの方等やベッド移動が難しい方には、嬉しいサービスです。
介護ベッドのリユースが不可能な場合の処分方法
処分したい介護ベッドがリユース（再利用）不可能な場合は、粗大ゴミとして処分することになります。年式の古い機種や破損・故障等がある介護ベッドは、引き取り手がほとんど無いため、リユース不可能となります。介護ベッドは、大型で重量がかなりある製品なので、処分時には人手が必要となり、引取時に費用もかかります。では、どのような処分方法があるのか、チェックしていきましょう。
介護ベッドをの処分方法（不用品としての回収）
粗大ごみとしてお住まいの自治体（ゴミ収集センター）に依頼する
粗大ごみとして自治体のゴミ収集センターに依頼する方法が、最も一般的な方法です。ゴミ収集センターに直接持ち込むことが、最も低コストですが、介護ベッドは大型なので、一般的な自家用車に積載することは難しいです。予め、ゴミ収集センターに連絡を入れて、指定場所まで引き取ってもらう方法が、良いでしょう。自治体によって、対応が異なりますが、”ゴミセンターに連絡 → コンビニなどで処分費（粗大ごみ処分シールを購入）を支払い → シールを貼り付けて指定場所まで運ぶ”が一般的な流れになります。
この場合は、介護ベッドを自宅から運ばなければならないので、介護ベッドを解体したり運搬できる方に限られます。
不用品回収業者に依頼する
介護ベッドを自宅から運ぶことができない方は、粗大ごみ回収業者等に依頼する方法があります。業社によって、対応が異なりますので、まずは、見積り無料の業社に依頼することがおすすめです。
見積り無料の不用品回収業者一覧
埼玉県 ecoスマイリー （対応エリア：東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県）埼玉県 エコ楽リサイクル （対応エリア：東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県）<
愛知県 ザベストクリーンサービス （対応エリア：愛知県/岐阜県）
家具購入時に引き取ってもらう
一部の家具販売店等では、家具購入時に不用品を引き取るサービスを行っている場合があります。介護ベッドと入れ替えに家具の購入をお考えの場合は、このサービスの利用も選択肢に入れてみましょう。
まとめ
介護ベッドがリユース可能な場合は、必要な方へ譲渡や買取という方法になります。まだまだ使用できる状態なら、必要とする方に役立ててほしいですよね。リユース不可能な場合は、大型ごみとして自治体か不用品回収業者へ依頼する必要があります。処分には、労力が必要なので、負担のない方法を選んで頂けると幸いです。
コメント